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あなたの仕事の悩み、原因は不安障害かも?全般性不安障害の症状とは

「全般性不安障害」という言葉が最近使われるようになりました。
これは一過性のものではなく、長いスパンに渡って仕事や日常生活の多くの部分に不安を感じることが増え、発汗や嘔吐感、下痢などの明確な身体的症状を発することもある疾患です。
この記事では「全般性不安障害」がどんなものなのか、代表的な症状や、その原因、治療はどのように行われるのかをまとめます。

1:全般性不安障害とはどういうもの?



「全般性不安障害」とは、一般的な出来事、社会生活の多くに対し不安や心配を感じてしまい、体調に支障をきたすこともある疾患です。ストレスフルな先進国で多く見られるもので、日本ももちろん例外ではありません。また、その症状のあらわれ方には大きく個人差があります。

健康・健全な状態でも、「不安」や「心配」を感じるのはどんな人でもあることです。しかし通常は脳内物質の働きなどにより、緩和・抑制され、日常生活に支障がないようにコントロールされています。「全般性不安障害」は、上記のように不安をコントロールするシステムに支障が生じた状態を言います。そのため、性格や傾向の範囲である「心配性」「気が弱い」というものとは明らかに異なります。

その区別をつける目安として以下のような指針があります。

・自分に降りかかる出来事に大きな苦痛や不安を感じ、それを緩和できない状態が長く続く
・前触れなく「不安な状態」に急激に襲われる
・その「不安」や「心配」が影響して身体の不調を起こす

「パニック障害」「社交不安障害」という疾患に多くの共通点がありますが、これらが特定の事柄に対応できなくなることが多い性質を持つ一方、「全般性不安障害」は生活の全てに不安を感じてしまいます。そのため仕事や、日常生活が困難になるケースもあります。

これになりやすい人には、ある程度傾向があると言われています。(ただし特に傾向は見られないという説もありますし、遺伝的な要素が大きいという説もあります。)

・周囲の環境、変化に敏感な人
・コンプレックスが強く、自己肯定が苦手な人
・完璧主義者ではないのに不満をいだきやすい人
・保証を大きく求める人
・女性の方が多い(平均的に男性の2倍)

2:全般性不安障害の症状をチェックしよう



「全般性不安障害」の症状には共通性がある2つの症状と、個人差がある多数の症状があります。

2-1:共通する症状

・大きな不安、心配を抱く時間が、そうでない状態より長くなり、それが6カ月以上継続している
・不安や心配を自力で抑制できない。あるいはそれが非常に難しいと感じる

2-2:個人差がある症状

・集中力が維持できない
・疲労感、倦怠感がある
・心が空虚な気がする
・落ち着かない、緊張が続く
・神経が高ぶっておさまらない
・相手に悪意があるように思いやすく、怒りを感じやすい
・寝つきが悪い、眠りが浅い
・突発的な出来事に対応できず、冷や汗、動悸、不眠、脱力感を感じ、血の気が引いたりする
・発汗、嘔吐感、下痢などの実感しやすい症状がある
・筋肉が震える、筋肉痛を覚える、筋肉が収縮する感じがする

いかがでしたか?もしこれらの症状に心当たりがある方は、全般性不安障害を疑い様々な対策を行うことをおすすめします。

3:全般性不安障害の原因となるものとは?



この疾患についてはまだ解明されていないことが多く、今現在も研究が進められている分野であるため、確定的なことは言いにくいのが実情です。現在考えられている原因は、自己が持つ内部的要素、環境に起因する外部的要素、生物学的要素の3
つのタイプに分けられています。

3-1:自己の内部に起因する要素

・他人に否定されることを恐れて自分を抑える感情
・リスクを恐れるネガティブシンキング

3-2:環境に起因する外部的要素(この要因には諸説あります)

・幼少時の逆境や虐待
・過剰な保護を受けた

3-3:生物学的要因

・遺伝的にセロトニントランスポーター(不安遺伝子)を持っている
・脳内の神経伝達物質GABAの不足

また、この疾患のきっかけとなるのは、仕事や家庭内、健康上のストレスによると考えられています。離婚、別居、離職、慢性疾患などが関連しているとも言われます。
発症の比率は、欧米で約4〜
%というデータがあります。

年齢的には小児期、青年期に既に始まることもありますが、どの年齢にも発症がみられます。生涯を通じて慢性化することが多く、不安の対象はその時々の生活状況で変化していきます。幼少期は友人関係、学業、スポーツなどに対して、一般的な評価とは別に自分の位置づけを過剰に気にしてしまう傾向があるようです。

大人になると自分自身が関わっている業務や家庭の予定に対して、時間や内容のずれを過度に気にしたり、日常におこるトラブルに過大なストレスを感じたりします。発症のピークは30歳前後と言われていますから、仕事の責任が重くなってくる時期、家庭を持つ時期との関連があるのかもしれません。壮年期には自分を含めた家族の健康状態や経済状態などが不安の対象になりがちです。

4:「もしかしたら全般性不安障害かも……」と思ったら取るべき行動



この疾患は身体的な不調も伴うことから、異常を感じても内科を受診する方が多いようです。しかし、多くの場合は検査などに異常が現れないため、適切な治療を受けられない可能性があります。また、まだあまり認知されていない疾患であるため、残念ながら内科医が適切なアドバイスを与えられないまま放置されてしまうケースもみられます。

長時間にわたり不安が続くため、それから逃れたいという欲求からアルコール依存症などにかかってしまいがちです。そういった面からも、症状を放置するのは危険と言えます。

上にあげたような症状が6カ月以上続いているという方は、精神科や心療内科を受診してください。また、「全国精神保健福祉センター」という施設がほとんどの都道府県に設置されていますので、お近くの該当機関を検索などで調べて受診してみてください。この施設には、精神科医、作業療法士、臨床心理技術者などが配置されていますので、総合的な判断を受けることが可能です。各センターで予約が必要であったり、受診の曜日や時間などに違いがあったりする可能性がありますから、まず電話して確認されることをお勧めします。

具体的にこの疾患であると判断されれば、薬物療法か精神療法のどちらかが受けられます。なお、薬物療法に関しては、即効性がある抗不安薬(ベンゾジアゼピン誘導体、タンドスピロンなど)が処方される可能性が高いです。全般性不安障害はセロトニンという脳内物質の調節の安定度に大きく影響を受けます。抗不安薬はこのセロトニンに直接作用することから効き目が早いことが知られています。ただしベンゾジアゼピンは不安や緊張を緩和してくれるものの、依存症になりやすいというデメリットがあります。またアルコールとの併用は厳禁ですので注意してください。

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、5-HT1A受容体部分作動薬といった抗うつ剤も用いられます。なお、どんな薬も副作用があり、相性には個人差があります。低年齢で発症することもあり、薬の影響は子供にとって無視できない部分もありますから、服用については主治医とよく相談するようにしましょう。

5:まとめ



まだわからないこともあるとされている「全般性不安障害」ですが、解明されていないだけに注意が必要な疾患であるとも言えます。可能性があるな、と思ったら、早めに適切な機関での診断、治療を受けましょう。

また、毎日の仕事の中でのストレスはこの疾患にも良くない影響を与えていると思われます。激しい苦痛やストレスを伴う職場にいるようであれば、転職も視野に入れるべきかもしれません。転職を不安視する方もおられるかもしれませんが、現在はそれを不利と思わない企業も増えています。心身を患うほどにストレスを感じるよりも、早めにストレスの少ない仕事を探しましょう。

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