【例文つき】内定を待ってもらう時のポイントとは？失礼のない具体的な言い方も解説

「内定をもらったけど、本命の会社の選考がまだ残ってる」そんな時、嬉しい反面どのような回答をするべきか？悩みますよね。

 

失礼のないように対応したいところですが、このような時どうしたらいいのでしょうか？

 

今回は、内定を待ってもらう時の伝え方をご紹介します。具体的な例文も載せてありますので、ぜひ最後までご覧ください。

内定の承諾はいつまで待ってもらえるもの？

内定の承諾に関しては、企業によってルールや期限が異なりますのでぜひ確認してみましょう。今回は、一般的な承諾期間を新卒採用と中途採用それぞれご紹介します。

 

新卒採用の場合

多くの企業では、新卒採用において内定の承諾期限は1週間から2週間程度とされています。一般的な採用シーズンである春季から夏季にかけて内定が出されることが多く他の企業との選考が重なることも考慮されています。

中途採用の場合

中途採用の場合、内定の承諾期限は相談の余地があることが一般的です。特に他の企業との選考が重なっている場合や、現在の職場でのスケジュール調整が必要な場合は企業とのコミュニケーションを大切にし、適切な期限を相談することができるでしょう。

ただし、できるだけ早めの回答を求められる場合もあるため、丁寧な対応が重要です。

内定を待ってもらう時の主な理由

内定保留をしてもらう時の理由はどのようなものがあるのでしょうか？主な理由を5つに絞りました。

 

 

順番に解説します。

1、他社との選考が進行中

候補者が他の企業の採用にも参加している場合、内定を保留することがあります。他社の選考結果を待って最終的な判断をするために、企業が内定を保留にするケースが見られます。

2、現職との調整が必要

中途採用の場合、現在の職場とのスケジュール調整や退職手続きなどに時間がかかる場合があります。

そのため、内定が出ても入社日や条件の調整が必要な場合に、内定を保留することがあります。

3、予算や人員計画の調整

企業の予算や人員計画が変動している場合、内定の数や条件を再検討する必要があるかもしれません。そのような場合に内定を一時的に保留することがあります。

4、内定者の意向確認

企業が内定を出す際に、候補者の入社意欲や条件について再確認する必要がある場合内定を一時的に保留することがあります。

5、業務の進捗状況

新卒採用の場合、内定が出される時期が早い場合があります。そのため、企業側の業務進捗によっては、内定を保留することがあるかもしれません。

内定保留を待ってもらう時のポイント

内定保留を待ってもらう際のポイントは以下のようになります。

1、 スケジュールを把握する

内定保留の理由や期間について、企業とのコミュニケーションを大切にし、詳細を把握しましょう。

内定保留の期間や次のステップについて確認することで、自身のスケジュールを把握しやすくなります。

2、誠実に対応する

企業とのコミュニケーションで、誠実な姿勢を示すことが重要です。

内定保留を待つ間に他の企業の選考に進んでいる場合、正直に伝えることも大切ですが「第一志望でないから」「決め手になる要素がないから」などといった理由は企業側はいい気はしません。

信頼関係を築くためにも「応募している選考を全て受けきったあとで後悔がないように判断したい」「大事な決断だからこそ、家族に相談してから判断したい」など

採用に向けて真剣に向き合っていると感じられるような相手が納得できる理由を伝えましょう。

3、状況変化に注意する

内定保留中は、企業側の状況が変化する可能性も考慮しましょう。内定の条件や入社日が変更されることもあるため、最新の情報を把握することが必要です。

 4、期限は必ず守る

企業が提示した内定保留の期限は、必ず守るようにしましょう。内定保留においての対応を間違えると、例え入社しなかったとしても企業同士の横の繋がりで悪い噂を立てられたり、後に働きづらくなるリスクがあります。適切な期限内に回答できるように、自身のスケジュールを調整することが重要です。

5、意思決定を慎重に行う

内定保留の期間を活用して、自分自身の意思決定を慎重に行いましょう。長期的なキャリアや将来のビジョンを考慮し、最善の選択をすることが大切です。

内定保留を伝える手段は？

内定保留を伝える手段には、以下の方法があります。

1、電話

内定を受け取った後、直接電話をかけて内定保留の旨を伝える方法です。電話であれば、迅速に伝えることができます。

2、メール

内定の受領メールや企業からの連絡を利用して、内定保留の意向をメールで伝える方法もあります。

事前に送付する文章チェックもでき、正確な文面を記載できるため、理由を詳しく説明することができます。

3、対面

面接での直接のコミュニケーションを利用して、内定保留の旨を伝える方法です。面接官と対面で話すことで、誠実な姿勢を見せることが可能です。直接かつ明確に内定保留の旨を伝えることで、企業側も対応しやすくなります。

4、書面

手書きの手紙などで内定保留の意向を伝える方法もあります。しかし、書面やメールは開封する確率が低いので、あまりおすすめできません。確実に伝えるためには電話あるいは直接出向いていくことをおすすめします。

【電話】誠実な内定保留の伝え方のステップ

内定保留を電話で伝える際は、以下のようなステップで伝えると効果的です。

 1、丁寧な挨拶と自己紹介

まずは丁寧な挨拶と自己紹介から始めましょう。

2、内定の感謝

内定をいただいたことに対して感謝の意を示します。

3、内定保留の理由

内定を保留する理由について、具体的かつ明確に伝えます。なるべく、入社意欲があることをアピールできるとよいでしょう。

4、期限の提示

企業側も採用スケジュールがあるため、返答の期限や次のステップなど、具体的な期限を提示します。

5、伝えたいことの確認

最後に、伝えたいことが抜けていないか確認しましょう。

【例文つき】内定保留の電話での伝え方

具体的な例文も含めて、内定保留の際の電話での伝え方を見ていきましょう。

 

「お世話になっております。○○株式会社の□□部門採用担当者様ですか？私は〜大学の△△と申します。先日は内定のご連絡をいただき、ありがとうございました。

 

御社から高く評価していただけたこと、大変嬉しく思っております。お電話をさせていただいたのは、内定について保留させていただくことをお伝えするためです。

 

すぐにお返事をしなければならないところではありますが一度実家に帰り、両親にも了承を得たいと考えております。そのため、内定の承諾に少しだけお時間をいただければと考えています。

 

御社の5営業日後である次の週の○月○日までにお返事を待っていただくことは可能でしょうか？」

内定保留をメールで送る時の具体例

 

内定辞退の電話代行の事例

19：内定承諾後の辞退

内定辞退に至る経緯や理由：給料面、病気の発覚、一応、病気のことは一言伝えました。アルバイトとしてしばらく働くつもりです。給料に関しては現職より3万円も減少するため。

口約束ではありますが内定承諾後の辞退です。病気のこともあり、独身なので家族を納得させられなかったという体で話を進めてください。暫くはアルバイトとして何処かで働く予定と言うのは伝えてもらわなくてもOKです。

20：：他社で採用が決まり内定辞退

転職活動中に面接を受けた会社から採用の連絡を貰って了承したが、内定辞退したい。

21：：家業を継ぐので内定辞退

内定辞退に至る経緯や理由：家業を継がなければならなくなったため

22：情報が少なく不安で内定辞退

内定辞退に至る経緯や理由：会社に関する情報が少なく不安があったため

23：入社辞退で内定辞退

採用内容がもともとあまり納得はしていなかったのですが、これも仕方ないものだと思い配属予定店舗に荷物を搬入したのですがその配属予定店舗であまり歓迎されてないような感じがしましたのであとあと入社してお互いに嫌な思いするくらいなら入社辞退した方がいいと思いまして、内定辞退の代行をお願いすることにしました。

24：面接の取り消し電話の代行

以前面接を受けた会社から内定を頂いたので、明日の面接を辞退したい

25：他の仕事に就きたい内定辞退

内定辞退に至る経緯や理由：人の健康を支える仕事にもついてみたいという思いはあったのですが、昔からの夢で父と同じような仕事に就きたいという気持ちが内定を頂いた時には強くなっていて、悩みに悩んだ結果このような形になりました。入社ギリギリでの報告大変申し訳ありません。

26：アルバイトの採用の申し込みを断りたい

生活のためにお金が必要で、すぐに働けるアルバイトを何件かまとめて応募しましたが、一件　条件が良いところの採用が決まりましたので、他の面接を予定してたところを断りたいのですが、せっかく面接の段取りをしていただいたのに決まったからと自分で断る電話をするの どうしても気が引けます。なので私の代わりにアルバイト先に採用のお断り電話、内定辞退の連絡をお願いします。内定辞退に至る経緯や理由：一身上の都合、他の行きたい職業があるから

内定辞退まとめ

人生の岐路に立つ就職のタイミング。簡単に決断をすることは難しいでしょう。自分が納得のいく決断をするために、今回紹介したように内定保留という方法を使うのもひとつの手です。そんな時にも企業に失礼にならないよう、誠実な対応を心がけましょう。