リファレンスチェックで転職活動がバレる?注意点とポイントも解説
〝リファレンスチェックを行うことで転職活動をしていることが、会社にバレてしまうんじゃないか・・?〟と心配になってしまう人も多いかもしれません。
実際はどうなのか?気になるところですよね。在職中に、転職活動をしていることがバレることは避けたいという人がほとんどでしょう。
今回はそんな、リファレンスチェックで転職活動がバレるのか?を解説します。
また、リファレンスチェックを行うメリットも解説していきますので、転職活動中の方や転職活動を希望されている方はぜひ最後までご覧ください。
リファレンスチェックとは?
リファレンスチェックとは、転職候補者の情報(人柄、能力、実績)を第三者に確認することを言います。
日本ではあまり馴染みがないものですが、外資系企業では、多く取り扱っている採用調査の一環です。海外では、経歴を盛ってしまったり詐称してしまう人が多いことから、せざるを得なくなった環境であったと言われています。
書類や面談時には把握しきれなかったことを事前に確認しておくことで、採用後の配属先の材料にしたり、転職候補者と会社側のマッチングをスムーズにするためです。
リファレンスチェックの内容
では、リファレンスチェックの内容はどのようなものがあるのでしょうか?大きくわけて以下の4つです。
1、職務経歴書や履歴書などの情報に偽りがないかチェックする
2、どのような人間性なのか?実績を持っているのか?をチェックする
3、転職先で活動するのに十分なスキルや資質があるかチェックする
4、トラブルや犯罪歴などがないかチェックする
順番に解説します。
1、職務経歴書や履歴書などの情報に偽りがないかチェックする
職務経歴書や履歴書などに記載されている内容に偽りがないかをチェックします。学歴などの基本的な情報も確認していきます。
2、どのような人間性なのか?をチェックする
職場の中での人間性や人とのコミュニケーションスキルの確認も行います。
- 長所、短所
- 上司や部下とのコミュニケーションの取り方
- 影響力があったか?
- チームでどのような役割を果たしていたか?
- どのようにプロジェクトを進めていったか?
3、転職先で活動するのに十分なスキルや実績を持っているのか?資質があるかチェックする
転職先で活かせるスキルや資質があるのかを確認します。主に以下のようなことを聞かれます。
- 在職中の業務実績
- 問題解決能力や決断をすることはあったか?
- 習得しているスキルや資格はあるか?
- トラブルがあった時はどのようにサポートをしたのか?
- リーダーシップを発揮したシーンはあったか?
4、トラブルや犯罪歴などがないかチェックする
職場の中で無断欠勤やトラブルがなかったか?を確認すると同時に、少ない確率ですが犯罪歴がないかもチェックします。
また、実際にトラブルに遭ったときの対応についても確認していきます。
- 欠勤、遅刻、早退などの勤怠状況について
- 残業状況について
リファレンスチェックで転職活動はバレる?
リファレンスチェックで転職活動はバレるのか?というと、もしも、リファレンスチェックを受諾した場合は、人によってはバレる確率が大きいですが、受諾しない限りバレることはありません。
その理由は以下の通りです。
✔︎リファレンスチェックは本人の同意がないと行えないから
✔︎リファレンスチェック先も自分で選ぶことができるから
詳しく解説します。
✔︎リファレンスチェックは本人の同意がないと行えないから
リファレンスチェックをするかどうかは、転職候補者が受諾しない限り実行することはありません。これは、個人保護法による法律に守られた規則なので、本人に黙って行われることは絶対にありません。
✔︎リファレンスチェック先も自分で選ぶことができるから
リファレンスチェック先も自分で選ぶことができるという点でいえば、初めての転職の場合は、今の職場の上司などにリファレンスチェックをお願いすることになるので、利害関係がある関係性であれば、当然気まずい感じになってしまいます。
しかし、何度も転職している人にとっては、今の会社ではなく、その前の会社を指定することができるので、転職活動をしていることがバレようと特に痛みは感じられません。
リファレンスチェックを行う時は人を選ぶべき
もしも、リファレンスチェックを行うことになった時は、リファレンスチェックをお願いする人(推薦者)の人選をしましょう。人を選ぶ時に意識したいポイントは、以下の通りです。
1、人間関係が良好な人
2、信頼できる人
3、職位が高い人
推薦者の人選を行う際に一番大切なことは〝あなたとの人間関係が良好な人〟です。つまり〝あなたのことを悪く思ってない人〟ということ。信頼ができる、職位が高い人ということも大きなポイントです。
あなたのことを悪く思っている人にリファレンスチェックをお願いした場合、転職活動を悪く思わない人にとっては、悪いことを吹き込まれる可能性もあるかもしれません。
また、あなたより職位が高い人の評価を聞いた方が、転職先の会社から見たら説得力も増すでしょう。
推薦者を選ぶ時のポイントを間違えて、転職活動に影響が出てしまっては元も子もありませんので、ぜひ気をつけて人選を行いましょう。
推薦者に依頼する時のポイント
推薦者が決まった際には、注意しておきたいポイントがあります。
- 必ず承諾を取ること
- リファレンスチェックの概要や流れを説明しておくこと
このように情報共有することを忘れないでいただきたいです。
推薦者の方にリファレンスチェックの概要を話した上で、許可をとることを忘れないでください。許可なしで実施することで、あなたの信頼関係にヒビが入ることがあります。
また、想定される質問等を先に伝えておくことで、当日スムーズに回答することができるでしょう。
リファレンスチェックの結果が採用結果に影響することもある
リファレンスチェックの結果によって、採用結果に影響することはあるのでしょうか?結論から言うと採用結果に影響することはあります。
リファレンスチェックとは、採用の途中過程で行う確認作業のことです。リファレンスチェックをしたからといって、即採用になるわけではありません。あくまで他の採用候補者との最終判断材料になる役割です。
リファレンスチェックを理由に内定取り消しされることは?
リファレンスチェック後の内定の取り消しをすることは違法とされています。日本では、内定後に採用を取り消すことはとても難しいです。そのため、リファレンスチェックは採用する前段階のものになります。
リファレンスチェックを行うにしても行わないにしても、虚偽の情報を記載したり、事実とは違表現を行うことは避け、現職の人間関係もなるべく良い関係性にしておくと良いでしょう。
リファレンスチェック代行事例
その時の退職理由:
転勤を伴う辞令が出たため(東京勤務だったが愛知県に転勤の辞令が出たため)
当時の業務内容:
海外渉外部(かいがいしょうがいぶ)の中国グループで政策渉外をしていた。 中国の自動車に関する政策の精査、中国要人受け入れ対応、役員のスピーチの作成。
当時の様子で印象 働きぶり
朝早くから出勤しまじめに一生懸命働いていた。当時、新卒の入社者が配属されるのが珍しい部署だったので、年上の人が多く、 慣れないことも多かったと思うが、上司・先輩にわからないことがあったら積極的に聞く等、周囲を巻き込んで働くことが出来ていた。 とても優秀な人材であった
印象的な出来事:
①中国のVIP(中国の政府関係者)を工場に招へいする企画の担当を任せた時。その際は、VIPを受け入れるため、警察や外務省の人等、多くの関係者との調整が必要であり、新卒2年目にしては難易度の高い仕事だったが、 色々初めてのことながらも、積極的に自ら周囲に提案や確認を行っていた。
②中国・北京に出張に行った際(役員のフォーラム出席への同行)に、当日の夜にすぐにレポートにまとめて報告書を出してきた。迅速な対応が印象に残っている。 とても優秀な人材であった
人間性:
責任感が強い。前向き。明るい、周囲とうまくやっていける。周囲を巻き込んで何かをやることが得意な印象。
リーダーシップ
新卒だったので誰かをリードすることはなかったが、自分の担当業務に関して自ら業務をリードしていく姿勢を持っていた。 とても優秀な人材であった
その時の退職理由:
キャリアアップのため。人事としてのキャリアを積みたいということで、自分で企画から実行がしたいということで転職をした。
当時の業務内容
いわゆる人事労務チーム)で、 社員の労務管理、入退社手続き、バックオフィスの採用、研修等を担当。
当時の様子で印象働きぶり
スピード感の早く、効率よく業務をこなしていた。メールの返信も早く、関係者との調整などもうまくこなしていた。上司、後輩ともうまくやっていた。
印象的な出来事:
①入社のオリエンテーションを担当していた。自分のオリエンテーションも(私に)対応してもらい、最初の印象がとてもよかった。 明るい印象で、てきぱきとわかりやすく会社説明や手続き説明をしてくれた。良い印象が今でも残っている。 新入社員にとっては、一番最初の接点となる人物なので適任と思った。
②3ヶ月に1度行われる全社ミーティングの事務局(全部で4人)にアサインされていた。選ばれるのはベテランの人が多かったので安定感のあった彼女が選ばれたと思う
人間性:
責任感が強い。サポーティブ、社員から好かれていた。
リーダーシップ:
回転率の高い会社だったので、次々と新しい後輩が入ってきていたが、業務を教えたり、まとめたりしていた
5:リファレンスチェック代行
人事部 次長で入社■採用業務がない企業のため基本的な採用活動の土台作りする①採用計画策定に合わせて採用業務を行う。
(新卒・中途採用のみ年間で平均15名を採用)採用目標を確認、求める人材像を明確化、採用手段・予算・スケジュールを決定、募集要項を決定、自社の魅力・特色を再確認、採用担当の姿勢、個人情報の管理を徹底、選考方法の決定、面接のポイント、面接官トレーニング、内定通知、入社意思確認、入社までのフォロー、採用活動の検証をチームで行う。
・新卒(大卒、短大、専門、高卒、)
・中途採用業務
・アルバイト採用業務:年間採用50名
・人員計画の作成
・面接、選考業務及び内定者管理業務
・募集媒体の選別、手配
・ハローワーク手配業務
■労務管理全般
① 給与、社保鉄手続き(3年)
② 内部通報制度の企画・運用(3年)
③ 労務トラブル対応(3年)
④ 勤怠管理(3年)
■離職・理念策定をして安定的に人材の運用を進める。
(離職率28%を19%まで削減)
①序列の制度から目標管理制度と360度サーベイ導入による役割制度に変更。
・より明確に評価がわかるように変更。役員から変更や指摘があれば改訂をしていく。
②経営理念の策定において現状の経営理念が形骸化のためより具体的な言葉にしていく。
・経営理念カード(クレド)を作成し全従業員で共有、朝礼・終礼でのミーティング題材として使用
・経営理念策定チームにて本部、店舗共同で行いチームリーダーとしてマネジメント4名も行う。
・面談システムを導入。目標設定以外の人事チームの面談を開始。15分を3ヶ月に一度行うシステム
まとめ
今回は、リファレンスチェックで転職活動をしているかどうかがバレるかどうか?をまとめてみました。リファレンスチェックで転職活動していることがバレることは、少ないです。
なぜなら、転職候補者にはそもそもバレるかバレないか?を自分がコントロールできる権利を持っているからです。
リファレンスチェックを実施する企業が増えてきました。いざ、リファレンスチェックが行われたときにあたふたしないよう、ぜひ今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
株式会社ニコイチ代表
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